中川 聰(なかがわ さとし)
1953年茨城生まれ
トライポッド・デザイン(株) 代表
トライポッド・プランニング(株) 代表
tripod design USA inc, CEO
環境・プロダクトデザイナー
プロダクトデザイン 環境デザイン
事務所:
東京都千代田区三番町1-4
三番町アネックス2F
TEL: 03-3239-5951
FAX: 03-5215-5758
info@tripoddesign.com
http://www.tripoddesign.com
プロダクト系 JDCA メンバー

Inclusive Solution ─ 使い手から見える未来
1992年からとり組んできたテーマである「ユニバーサルデザイン」による製品開発プロセスの研究も、昨年からは、多世代にわたる10,000人規模のユーザー・モニターグループの構築と、独自のユニバーサルデザイン達成度評価システム(PPP:Product Performance Program)を活用した、製品に関わるデザインの意識の定量評価の実践に入った。
現在までに PPP を、各領域の製品メーカーの約50アイテムの「ユーザー対話型プロセス」による製品開発とデザイン評価に応用したが、製品デザインの中に予測した一定の成果が得られつつあると考えている。
現代の工業主義社会では、大量生産のシステムと大規模流通経済の維持のために、多様な使い手に対する理解と研究が浅薄になりがちである。それは言葉を換えれば、われわれが社会や暮らしの中で出会うデザインに対して、使いたくない、使いにくいといった人々を増加させつつあるということである。急速に進展する高齢化社会は、加齢による障害を持つであろう人々や社会的に孤立する人々を増加させ、使い手における「除外者(Exclusive user)」の数をますます拡大させつつある。今まさに多くの使い手とともにデザインを考え創出する解決法(Inclusive solution)が望まれる時代が到来しつつあるであろうと考える。
次へ